TOSM三重の広場。アゴラ・クラブ・ベイ。サイト集目次。
大学教育関連サイト集
日本から高等教育が失われていく。少なくとも、高等教育を確立していくシステムは失われていると感じている多くの研究者がいる。
初等中等教育のあり方・大学入試制度のあり方。あらゆるものが、教育現場や若者の意思や希望とはかけ離れた所で決まっていく。
方々で、この問題の深刻さに悩んでいる人達がいて、議論を喚起している。しかし、政策決定には生かされない。政治に絶望しているのではなく、われわれの声が、小さいせいだと考えることにしよう。そして、大きな声を出そう。遠くで語っている声を聞こう。出来ればそれを一つにしよう。
そういうサイトを集めることにした。
ここから、それらのサイトに出掛けていって、考えてみよう。そして自分の意見を持とう。
高等教育フォーラム
高校での理科教育の選択制に危惧を抱く、東大教養学部の松田氏によるもの。「医学部への入試に生物がいらないのは疑問だ」に代表される、現行の入試制度、つまり、受験生を集めることだけが目的で、大学での教育への適性・能力を検査しているのではない入試制度の問題点。教養を廃止したことの弊害。その他、基礎教育としての大学教育のあり方全般を問題にしている。
このサイトはもうないが,ネーミングが良かったせいか「高等教育フォーラム」というものはあちこちで行われている.それなりの活動ではあるようだが,目的が同じであるとは言えないかもしれない.
日本総合学習学会
元々は、教育指導要領の改訂で、小中学校での算数・数学の単位数が減り、基本的な教育の基礎が出来なくなることを懸念した数学者たちが、新設される総合演習の時間に、モザイクでない総合学習は数学的な考え方をベースにする必要があることをテーマに、具体的作業をすることを目的として始めたもの。
管理者は当初幹事長をしていたが,いろいろな経緯によって退会した.その後を引き継いでくれている菅原氏のご苦労がしのばれる.彼が停年になった後,学会の運営を引き継いでくれる人は育っているのだろうか.
東京大学教養学部立花隆ゼミ「調べて書く、発信する」
立花隆氏の東大での知的サークルのページである。が,ここもない.
しかし,立花隆HPにはある程度のデータは残っているようだ.調べられるかどうか,やってみてください.
その後の立教での講義の記録はあるようだ.
文部省
責任のすべてが文部省にあるわけではないが,取り敢えず,「責任者」は何と答えているのかも知っておくとよい。
文部省はもうなくなった.だから上のHPはもうない.
律令制度の昔からあったものが,今の政府のほんの少しの都合によって変わってしまう.衣替えした省の名は
文部科学省
である.文部と科学は対置するような概念なのか.
(1998.5.19)