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人名索引、
数学者の伝記、
ジェロラモ・カルダーノ
(Gerolamo Cardano=Hieronymus Cardanus)
1501.9.24-1576.9.21.
ミラノ公国、パヴィアに生まれ、ローマに死す。
数学・自然哲学者・医者・占星術師・賭博師。
パヴィアとパドゥアで学び医学の学位を得る(1525)。ミラノ、パヴィア、ボローニャで数学教授(1534)。
異端の簾で投獄されたり、モラリストとしてマキャヴェッリに反対する本を書いたり。当時としては医者としての名声が最も有名なもので、高位聖職者の結核の治療に成功している。そのためか、晩年異端審問で本を書くことなどの活動を禁じられた時、教皇ピウスV世は年金を支給している。
『アルス・マグナ』が代数のためだけの最初のラテン語の本であるように、確率論(1563)、自伝(1575)など、史上初めてと言われる本を多く出している。自分の死ぬ日を予言し、成就させるために自殺したという説がある。
3次方程式を巡る話題はタルターリア、シピオーネ・ダル・フェロ、フェラーリの項参照。
文字を使う代数の創始者。多項式の因数定理。方程式の負の根や虚量を著作に残した最初の人。
[序文], [I.1-2, 5]
文献
- 『実用算術』 (Practica arithmeticae), 1539.
- 『アルス・マグナ=大いなる術、代数的な事柄についての』 (Ars magna de rebus algebraicis), ニュルンベルグ,1545. [I.1-2, 5]
- 『正確さについて』 (De Subtilutate).
- 『確率論』 (Liber de ludo aleae), 1563.
- 『カルダーノ自伝』(De vita propria liber,1575) (清瀬卓+澤井茂男訳)、海鳴社、後平凡社から再刊(1995)
- 『わが人生の書』(De vita propria liber,1575)(青木靖三+榎本恵美子訳)社会思想社(1980)
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